Hit My Heart!

日々の中、気になったこと。引っかかったこと。私の心を打つもの。しゃーこ a.k.a. sayacoxxx と申します。Funnynoiseというバンドで音楽活動中。ゆるゆるイラスト得意です。フリーでデザイナー(DTP/WEB)、ライターなどをしております。名付けてフリーザンス。オンナ30代。もっと全力で生きようと思います。

2014 ヨーロッパツアー

「旅の前夜:瑞希」フランス→ベルギ→ドイツのライブツアー日記

ヨーロッパに行ってきたのである。

目的は仕事1/5、理由の大半は私の参加しているバンド「Funnynoise」のライブツアーである。

まずは沖縄からスカイマークで神戸へ。

今回は3名で移動したのですが、ライブツアーなので楽器がなんせ重い。
国際線の一人当たりンの重量制限「23kg」のうち約10kgが楽器である。
わたしのスーツケースは約5kg。空の状態で約5kg。洋服+お土産などで使える余力は8kgしか残っていないのだ。

ペラッペラのワンピース数枚と下着類、軽い防寒具を一枚入れただけですぐに23kg。
重ための革ジャンを着て、まるでラモーンズのようなスガイの私は、それでもウキウキ。
那覇空港に着いたのは出発の約2時間前。高ぶっている。実に高ぶっている。

「これ、必要かな~?」とおのぼり気分でキャッキャしていた。
メンバー全員そろって、さて搭乗・・・という時に気が付いた。

CDを忘れた!!!

なんてこったい。何のためにヨーロッパまで、さも沖縄代表ヅラしていくんだ。
誰にも頼まれてないのにヨーロッパまで行くってーのに!!!

そこで見送りにきていたカツオ氏に懇願。

「大阪の宿【つわや】にCDを送ってくれたまへ!」

その言葉を後に、わたしたちは神戸へ。

宿泊先は神戸空港から電車や徒歩で約2時間。
大阪府の「泉佐野市」というところにある旅館「つわや」。

楽天で一番近くて安かった「つわや」。

大阪の人情溢れる人々に道を尋ねながら歩いていくと

つわやが見えた!!!


だけど・・・

入れない!!!


着いたところは裏口だったのだ。
「すみませーーーん」と何度も声をかけても応答なし。

わたしたちは途方にくれた。

いったい正面玄関はどこなんだ???

そこでMr.グーグルマップこと、メンバーの周氏が裏道をたどりたどり完全に住宅街の裏道へ。

こんなところに、あるはずがない。旅館なんて、あるはずがない!!!

忘れてはならないのは、私たちは一人当たり23kgの荷物を持っているということ。
乗りなれない電車にゆられ、見知らぬ街を歩き続け、疲労もMAXだ。飯もまだだ。

時間は夜8時。内地の夜は早い。
重い荷物をガラガラと音をたてながらフウフウと荒い息をたていい年した男女3人が歩いているのだ。


閑静な住宅街の真ん中で途方にくれている私たちの目の前の家の住人が出てきた。

恐る恐る周氏が道を尋ねると、ほっそーい道から看板も出さずに「つわや」はあるのだと言う。


お礼の言葉を述べ、飛び石が風流な玄関先が見えた。

これがつわやなのか。

言っておくが、大きなガラガラを引っ張っている私たちにとって飛び石はただのトラップである。
ワビサビを感じることは不可能に近い。

荷物はさておき、まずはここが本当につわやなのかを確かめる。

「すみませーーーーん。宿泊予約をしたものですがーーーー」

やはり、応答がない。

人の気配もない。事件でもあったのかと思うほど不穏な空気がそこら一面を覆う。


「・・・はぁい」

ひとりの老婦人が出てきた。


「いたーーーー!!!」

老婦人「いやね、一人でやってるもんだからねぇ」

もう、いるだけでオールオッケー!!!ありがとう!つわや!!!

いい感じで古さを醸し出す内装で、アットホーム。
囲炉裏があり、文豪がここにこもって何か作品でも生み出しそうではないか!

「旅の前夜:瑞希」フランス→ベルギ→ドイツのライブツアー日記
▲囲炉裏を前にヨーロッパに思いを馳せているのだろうか・・・

私たちは三人一部屋の二階の畳間に案内された。
大きい荷物は一階の廊下に置かせてもらい、とにもかくにもまずはご飯を食べたかった。

実は、つわやへの道のりで気になっていたお店があった。

ちょっと見は古そうないかにも「地元客御用達」の雰囲気。
たこ焼きもお好み焼きもおでんもあるという。

つわやの女主人には別の店を紹介されたが、私たちはどうしてもその店が気になってしょうがなかったので
その場所「瑞希」にむかった。


ガラリと開けると思った通り常連客っぽい人たちが飲んでいた。
カウンターしか空いていなかったため、恐る恐る3人座る。
とにかく、腹が減っていた。

わたしたちがメニューをみて悩むのをみて声をかけるのは常連さん。
「ここはなんでも旨いよ」そのまま泳がす店主。

(これは、当たりかもしれない・・・!)

わたしたちは期待に胸を膨らませて、大阪と言えば、の「お好み焼き」と「たこ焼き」そしておでんを頼んだ。

料理が来るのを待っているわたしたちにまた常連が話しかける。

「ここのたこ焼きはまずは何もつけずに食べなあかんで~」
その言葉を笑顔で泳がす店主。

こんなベタな関西弁をしゃべっていたかは定かではないが、とにかくこの常連の言葉に従ってみることにした。

「・・・!!!」

うまい。うまいのである。
出汁のきいたホワホワアツアツの生地の中にはタコが待っていましたとばかりにわたしの口を泳いだのである。

おでんも旨い。お好み焼きもふっくら。なんだ、ここは。

ずっと常連客を泳がせていた店主が「小さいけど」と、魚の煮つけをサービスしてくれた。

これまたうまい。

なんだこの店は。

カウンターでガツガツ喰らうわたしたちの横にいた、金持ちそうなおじさまが何とはなしに話す。
「私は大阪にくるたびに瑞希に帰る」と。
後にわかるが、この方、医学方面の方で、300名規模の社員を抱える会社の社長様とのこと。
きっと高級店で色んな料理を食べて、経験値も高いだろうに、そんな方がここ瑞希に帰ってくるのである。

急に割愛になるが、わたしたちはここ瑞希ですっかり常連さんとも打ち解け
Facebookを教え合い、店主である運乗さんの魅力のとりこになったのである。

「旅の前夜:瑞希」フランス→ベルギ→ドイツのライブツアー日記

とにかく、言いたいことは

関西空港近くに宿泊したならば「瑞希に行け」ということです。

「旅の前夜:瑞希」フランス→ベルギ→ドイツのライブツアー日記
▲なぜかみんなで何かを指さしている。

絶品でした。雰囲気も最高です(わたしにとってはね)。

本当はフランスからの帰りにも寄りたかった。

また、来ます。帰ります。

◆たこ焼き・手作り一品料理瑞季
住所:大阪府泉佐野市松原2-2606-3



◆それにしても運乗さんがカッコよすぎた。。。ファンです。

◆は!?全然ヨーロッパに辿り着いていない!旅はこれからです。


 
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プロフィール
しゃーこ
しゃーこ
翁長佐也子と申します。通称しゃーこ a.k.a. sayacoxxxです!
只今フリー活動中。名づけてフリーザンス。
広告代理店で企画デザイン(建設会社のラジオ・新聞広告・カタログ作成、専門学校のパンフレット作成など)→印刷会社でDTPデザイン(商品ラベル・泡盛ラベルなど沖縄物産系)→てぃーだブログでプロモーションなどずっと広告関連業に携わってきました。Funnynoise(ファニーノイズ)というバンドでヘナチョコギターとちょっぴりボーカルをやっています。具志川sk8 team"GxMEN"や"kill my records"と仲良くしてます。デザイン/広告/WEB//音楽/ファッションと多岐にわたっていますが、何かしらお仕事に繋がるものがあれば連絡くださいませ。sayacoxxxアットgmail.com(アットを@に変換してください)
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