映画レビュー
【映画】モンサントの不自然な食べ物を見て思った事
桜坂劇場で上映していた「モンサントの不自然な食べ物」という映画を見てきました。

そう。この映画は「モンサント」という企業が販売している商品の安全性やその裏に隠れている闇を取り上げている内容です。
私はいつもこの手のドキュメンタリーを見るとき「これも出来事を取り囲むひとつの視点」と思うので、すべてを信じるわけではないですが、一番怖いなぁと思ったのが下記の流れ。
種を販売→収穫後、その種を使って次期の栽培をしてはいけない→種をモンサントから毎年買う→勝手に種を増やしたら訴訟
種という一番核になるものを商売にしたら、強いな!
「遺伝子組み換えの種子」という事で、特許をとっているそうな。
そしてさらに怖いのが…

あらすじをざくっと書くと。。。
ラウンドアップという除草剤を販売している多国籍企業「モンサント」。このラウンドアップに耐性がある遺伝子組み換えの「種」を販売。枯れた畑の中に大豆だけが残っているという、なんだかとっても不思議な光景。
農家にとっては農薬をまかずに、雑草を刈る事も無く、収穫量も増えるという「夢のような」商品。だけど色々弊害は出て来て…
そう。この映画は「モンサント」という企業が販売している商品の安全性やその裏に隠れている闇を取り上げている内容です。
私はいつもこの手のドキュメンタリーを見るとき「これも出来事を取り囲むひとつの視点」と思うので、すべてを信じるわけではないですが、一番怖いなぁと思ったのが下記の流れ。
種を販売→収穫後、その種を使って次期の栽培をしてはいけない→種をモンサントから毎年買う→勝手に種を増やしたら訴訟
種という一番核になるものを商売にしたら、強いな!
「遺伝子組み換えの種子」という事で、特許をとっているそうな。
そしてさらに怖いのが…
メキシコでは遺伝子組み換えの作物の輸入は禁止しているそうだが、風に運ばれてか、はたまた策略かはわかりませんが、メキシコの原種トウモロコシなどにも、すでに「遺伝子組み換えの遺伝子」が混じって来ているそう。そうなると、遺伝子組み換えの種子が出来てしまえばまた特許の問題が出てくるのかな?
また原種を守ろうとしているのに、植物の風を媒介した受粉なんて防げるわけない。遺伝子が汚染されるって、なんだかとても取り返しがつかないような気がする。
なんというか、モンサントはひそかに農業のピラミッドを作って、その頂点に君臨しようとしている感じがした。
ま、それも映画の演出と言ったらそうなんだけど。
これを観て思うのが、やっぱり地産地消だなぁと。ベタですが本当にそう思いました。
TPPの問題も色々注目されていて、経済の観点から、また外交の観点からみたら自由貿易っていうのも選択肢のひとつかもしれないけれど、どこの誰が作ったかわからない野菜や穀物を食べるのは嫌だな。
最近、仕事で沖縄の農家さんや畜産家の方を訪ねているのですが、話を聞いていると、そして顔を見ていると「あぁ、この人たちが作ってるなら大丈夫だな」と感じます。沖縄の人が作っているってことは、何かあったら文句も言えるし、美味しかったらありがとうって言える。
そして何より、その農家さんの子どもとか親戚とか沖縄って絶対どっかで繋がっているから、めったなことはしないんじゃないかなという安心感がある。
まずは地元の食材を食べよう。そう思わされた映画でした。
◆モンサントの不自然な食べ物 公式ページ
http://www.uplink.co.jp/monsanto/
◆内容はとても興味深かったけど、別にスクリーンで観なくても良かったな…というクオリティー。自主制作モロって感じだったな。ドキュメンタリーだからまぁそんなもんか。DVDが出たら是非観てみてください。
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