中国の反日デモの報道を受けて思うこと。

しゃーこ

2012年09月19日 10:40


▲写真は2008年北京にて撮影。

尖閣諸島の領有権問題で中国での反日デモが過激化してますね。ニュースを見ていると日本企業の被害は甚大でとても胸が痛みます。

中国は私にとって好きな国。北京でライブをしたこともあるし、中国に住んでいる友人もいる。壮大なスケールの万里の長城や歴史文化、中華料理などリスペクトするところは多々あります。

今回の反日デモは本当に一部の人が参加して、でもメディアで取り上げられることで日本にも「反中国」が広がっています。

国vs国の問題は本当に難しい。個人では語れない部分があります。

まぁ、私は国vs国の口出しは出来ないので超個人的な意見になりますが(まぁ多くの有識者たちもつまりは超個人的な意見だと私は思いますが)中国の人全員が反日ではないです。当たり前です。
この事態を受けて、中国が嫌い、中国人サイテー、という意見は違うと思うのです。

また今回のデモのニュースを受けて、1つにすべてを集約させることへのリスクを考えさせられました。

中国に重点的な生産拠点を置いている企業にとっては、デモや暴動によって工場の機能がストップしてしまうのは、大変な損失だと思います。実際私の友人(沖縄出身)も昨日は自宅待機となったそうです。彼女の給料もそうだし、会社としての利益も失われる。

日本の自動車会社などはインドやタイなどにも工場を持っていてリスクを分散していますよね。リスクヘッジは私たちの仕事にも活かしていくべきだと思いました。ひとつのクライアント頼りだと、そこが倒産したりしては共倒れになる。常に関係作りを行いながらも「ここがダメな時は・・・」と最悪のことを想定しておくことは必須なんですよね。

沖縄には常に「台風」というリスクがあります。先日も安室奈美恵さんのライブが中止になり、経済損失は莫大なものになる・・・というブログ記事を書きましたが(台風サンバめ!デビュー20周年の安室奈美恵のライブ経済効果)、それもやはりリスクを事前に察知して、もし中止になったらじゃあ「次はこれで盛り返そう」という対策をとらなくてはいけないのです。難しいけどね。言うのは簡単だけど、実行するのはかなりハードル高いです。

今回の反日デモ報道を受けて、気づかされたことをツラヅラと書き綴りました。

事態が早めに収束することを祈るばかりです。

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